水辺の時間

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海を見ると無条件にわくわくしてしまうのは、海辺で育っていないからなのだろうか。
この前、海を見たのはインドネシアのマドゥーラだったか。小船ですこし沖まで出た朝はひどく蒸し暑くてどんよりと曇っていた。
目の前の房総の海はただ美しく、海風に吹かれて過ごす時間は心地よいだけだった。海まで歩いて5分ほどのいくつものこんな町が波に飲み込まれてしまったことを思っても、それでも海はきれいだと思った。
いつも電車で越えている川の川縁を歩いた。海まで歩いていけるくらいの距離だということを初めて知った。微かに潮の香りを含んだ風に吹かれるのも、気持ちがいいだけだった。なのに、なのか。だから、なのか。今は涙をこらえるのに目を閉じてばかりの水辺の時間。
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# by mekongs | 2011-05-22 23:22 | コトノハ